2021-05-31 第204回国会 参議院 決算委員会 第8号
また、IAEAの報告書によりますと、現在世界的に供給されているアクチニウム225はトリウム229を原料として米国、ドイツなど一部の国で製造されておりますけれども、その需要に対します供給量が不足している状況と指摘されているというところでございます。
また、IAEAの報告書によりますと、現在世界的に供給されているアクチニウム225はトリウム229を原料として米国、ドイツなど一部の国で製造されておりますけれども、その需要に対します供給量が不足している状況と指摘されているというところでございます。
なぜかといったら、レアアースは欲しいんですけど、一緒にウラン、トリウムなどの放射性廃棄物が混じっているからです。だから、磁石のためにレアアースは欲しいけど、こういうのが、ごみも一緒に付いている、ペナルティーが付いてくるんですね。だから、それはどこかで捨てなきゃいけない。そういうのも、こういうのググったらもう幾らでも出てきますので、御覧になっていただけたらと思います。
トリウムというものです。有名なところではウランとトリウムと二種類ございますけれども、トリウムというのは原子力発電には直接は使われませんが、そういう放射性の物質があるので、その処理がなかなか大変ということで採掘が難しいと、そういう元素でございます。 十ページ目は、こちらも、日本は資源の大半を海外からの輸入に依存しているということで、御覧のとおりでございます。
○後藤(祐)委員 きのうの原口委員の質問の中で、放射性物質クリプトン、トリウムがこのヘリの中に、非常に微量という御説明でしたが、含まれるという御答弁がありましたが、これについて、きのう、防衛大臣は記者会見で、周辺環境に比べ、異常な数値は出ていないというふうにおっしゃっておられますが、これだけだと、地元の方なんかはまだ心配だと思うんですね。
これは、今お答えいただかなくて結構ですから、トリウムって、いわゆるあの、私たちが新しく、トリウム型原発、そのトリウムでしょう。クリプトンも、あのクリプトンですよね。だから、私は、毒性がないというふうに絶対言えないと思います。内部被曝の影響について、専門家に調査をいただけませんか。 やはり、きのうも地元からいろんな不安の声が上がってきました。捜しているけれども見つからないんだと。
エンジンの点火装置等にクリプトン、トリウム、この二つの放射性物質が使われている。地元の人たちに聞きますと、何か落ちていたらさわらないようにということを自治体から言われているけれども、本当に大丈夫なんでしょうか、怖いですというお話がございました。 この放射性物質、大体どれぐらいですか。
今回の事故機についても、微量の放射性物質、クリプトンとトリウムが使用をされております。エンジン点火用装置にクリプトンを使用し、赤外線センサー用にトリウムを使用しております。 具体的な数値は確認中ですが、クリプトンについては百七・七キロベクレル、トリウムについては、二つの部位に使われておりまして、一つは三・七〇キロベクレル、もう一つは一・一四キロベクレルとされております。
それはなぜだろうと思って見ると、彼らはトリウムはたくさん持っているようですけれども、ウランそのものは持っていない。大体、平均稼働率が五割ぐらいなんですね。 インドが我が国を含め各国との原子力協力を進めることによって、この稼働率は上がっていく。
それが、軽レアアースというのは資源として濃集する、軽レアアースが濃集するんですが、同時にトリウムとかウランも一緒に濃集してしまいます。そのために、この資源を開発すると必ず放射性元素の廃棄物の問題が起こるという非常に難しいことが起こってまいります。オーストラリアは、非常に環境基準が厳しいので、自国で製錬することはできません。
それともう一つは、トリウムとかウランという非常にややこしいものがほとんど入ってこないというのもまた非常にいいものです。 ただ、一つ残念なのは、水深が四千メートルを超える深いところにしかないと。だから、これはやはり技術開発ということが一番私は重要になるんじゃないかなというふうに考えております。 以上です。
中国で取っているレアアースの資源というのは、我々が見付けているものと全く違うタイプのもので、陸上の別のプロセスでできているので、トリウムが多い、ウランが多いという非常に複雑なことがあるんですね。 それと、日本に、じゃ、そういうものが見付けられるかというと、実は日本の、我々も陸上でということももちろん考えているんですが、僅かながらあることはあります。
原子力規制庁によれば、ウラン鉱石等の核原料物質につきましては、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律、いわゆる原子炉等規制法でございますけれども、その法律及びこの法律の施行令に基づきまして、放射能濃度が一グラム当たり三百七十ベクレルを超え、かつウランの三倍の量とトリウムの量との合計が九百グラムを超える核原料物質を使用する場合は届け出が必要となるというふうに承知をしております。
この点は多くの野党も共通だろうと思うんですが、問題は、原発技術を維持するために、今のような大型の商用原発、事故を起こしかねないと言われている、そういうものが必要なのか、トリウム発電とか地下小型原発とか、いろいろな可能性も言われていますが、どうしても商用原発を稼働させる必要があるものかどうか、経産省の御見解をお聞かせいただきたいと思います。
それから、御指摘のトリウム発電、地下原発、これはいろいろな将来の技術としてはあるわけでございますけれども、もちろん、私ども、現在では原子力発電所の新増設というのは想定していないわけでございます。 トリウム塩炉といいますのは、トリウムとウランをまぜた、特色は液体燃料なんですね。
○松田委員 将来的な課題として、それまでの間、原発というものを維持せざるを得ないとした場合に、一つの選択肢としてよく言われているのは、これもさんざん国会でも議論されたことがあると思いますけれども、トリウム発電という第四世代の原発技術がある。
○倉持政府参考人 トリウムの溶融塩炉につきましては、特徴を持っている炉のタイプでございます。このトリウム利用につきましては、実用化に向けた研究開発段階でございまして、現在、研究機関、大学において研究開発が進められている状況と認識しております。 原子力委員会におきましては、昨年五月にトリウム溶融塩炉に関する研究等の事業を行う関係者から、開発の状況について説明を受けているところでございます。
○政府参考人(中西宏典君) 今御指摘いただきました新しい世代の炉につきましてでございますけれども、例えばトリウム溶融塩炉あるいは小型の原子炉、そういったものを含めまして、安全性や核拡散抵抗性が高い、あるいは廃棄物の低減化、そういったものにつながっていきます優れた次世代の原子炉、いわゆる第四世代というふうに言われておりますけれども、これにつきましては、アメリカ、フランス、ロシア、中国、そういったものが
原料物質であって天然に存在するものという形で文言が規定をされている形でございますけれども、これはトルコ側から、今御指摘にもありましたように、トルコで産出されるトリウムの探鉱及び採掘に関する協力というものが将来的に行われる可能性というものがこの協定の文言上排除されないようにしておきたいという要請があったことを踏まえて、両国で交渉の結果、合意されたものでございます。
そうではなくて、もっと、それは原発でもいいのでありますけれども、何か事故が起きてもそれほど大きな事故にはつながらないような原発でありますとか、また、私は第四世代の原子力システムやトリウムの溶融塩炉の資料などもいただきましたけれども、何か我が国の原発にかわる代替エネルギー、そういったものになり得るもので、かつ、甚大な事故にはつながらない、そして、きちんと最終処理というものも心配しなくてもいいような、そういうふうなことを
そういったものを明確にしながら対応していくということで、先生いろいろな御指摘をいただきましたけれども、トリウム発電とか核融合等、そういったものにつきまして、かなり超長期の取り組みを要するんじゃないかというふうに我々も認識しておりますので、それらの点をよく見きわめた上でしっかりと取り組んでいくというのが必要だと認識してございます。
このトリウム溶融塩炉というのは、実は一九五〇年代から研究が始まっておりまして、一九六五年にアメリカで最初の実験炉が完成して、四年間にわたって稼働してまいりました。その後、さまざまな経緯があって、きょうは時間がないので申し上げませんが、今の軽水炉の形というものを世界が追求するということになりました。もう一つのオプションとして、実は昔、検討されていた原子炉でありました。
時間もなくなってまいりましたので、最後にもう一つの技術についてですが、トリウム溶融塩炉と言われるものです。 これは何かというと、先ほど申し上げたプルサーマルの輪の中からプルトニウムを消し去ってしまおうという技術です。もしプルサーマルがなくなって、残りがウランだけになりますと、ウランは当然自然界に存在するものですから、濃縮度の違いはあるにしても、扱いが大分違ってくるということになります。
○中野政府参考人 原子力委員会におきましては、トリウム溶融塩炉を含めたトリウム利用につきましては、実用化に向けた研究開発段階のものと認識しております。現在、各研究機関、大学機関において研究開発が進められているところでございます。
トリウムのもあるし、新しい形のものも開発されると。それはまだ少し中長期的な課題だと私は思っておりまして、二〇三〇年以降の課題と。 それまではやはり、今PタイプとBタイプとありますけれども、Pタイプの方は加圧型で二重構造になっていますから、非常に安定性は高いと。
○枝野国務大臣 そもそも前提になっている、今後も原子力発電を、特に新たにやるのかどうかということについては、まさにこの夏の結論を見ませんと、現時点では、もう新規はやらないかもしれないという状況でありますので、御質問の中にもありますとおり、今後も新たな原子力発電所の開発や建設をもしするという場合には、今の御指摘のとおり、より安全性の高いトリウム溶融塩炉等を含めて、その時点でどういったところに資源配分をして
最近では、ウラン型原子炉にかわるトリウム溶融塩炉についての研究が世界的に活発になる兆しがあります。 トリウムは、連続的にウラン233をつくることで自身の燃料を増殖させて、核分裂反応によるプルトニウムの生成がない。また、原理上、臨界状態を発生させることがないので、制御不能による暴走、メルトダウン、こういうことが起こり得ない。過酷事故につながらない。こういう特性があります。
米国はユッカマウンテンからの退却ということ、もちろんございますし、アレバがソ連や中国と動き回って、また、チェコ、北欧というようなところがトリウムあるいは溶融塩炉、あるいはコンパクトな地下の小型の使い捨て原子炉というふうに、様々なオプションというものが盛んに研究されていると。
これを今後どういう形で、技術論としてもっと本質的に安全なものをつくれるかどうかということも日本が先頭に立って研究すべきで、例えばある一部の研究者からは、ウランではなくてトリウムを使う、しかもトリウムを溶融塩の形で液体燃料として使う、小型化していく、こういったことによって、本質的に安全な原子炉はつくり得るという提案もされておりますし、また、そのほか第四世代型の原子炉ということ、いろいろな提案、たしか六種類
私のところにも、例えばトリウム溶融塩がいいんではないかとかいろんな意見はいただいております。 そういった中で、今御指摘のあった「もんじゅ」について、本当にこれだけの期間とこれだけの費用とこれだけの人材を掛けながらなかなか超えていけないという現実をどのように評価するか。
最近ちょっと読んだ本で、古川和男さんという研究者の書いた「原発安全革命」というのが非常に参考になったんですが、今の原子力エネルギー研究は、ウランを使う、それから固体燃料を使う、それから大型化するという大前提の中で、枠組みでやっているんですが、例えばウランのかわりにトリウムを使う、そうするとプルトニウムの発生が非常に少ない。
それから、最後に御指摘の新たな原子力の、いわゆるトリウム溶融塩のお話かと存じますけれども、これにつきましても、既に日本でも過去議論されたやに伺っておりますし、また、現在でもよその国では研究が進んでいるやに私も聞いておりますので、日本におきましても、幅広く核の研究を進めていく必要があるだろうというふうに思っています。
何しろ巨大科学となってきますから、その点については、超ウラン元素の問題、プルトニウムのような核兵器材料になるものとか、それから放射能汚染の問題とか、高レベル放射性廃棄物の処分の問題とか、また、核融合でいいますと、ITERにしても炉材料の問題から、何しろ極高真空から液体ヘリウム並みの極低温に至るまで、非常に炉材料の問題で難しい問題があったり、トリウムの除染問題とか、そういうのが全体としてあるわけです。